栃木銀行は環境問題や社会問題の解決に向けた企業活動を支援するインパクト融資「とちぎんサステナビリティ・リンク・ローン」の第1弾となる契約を栃木県内の5社と結んだ。SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)に関する個別目標の達成度合いに応じて金利を優遇する。
複合商業施設「ショッピングモール ベルモール」を運営するベルモール(宇都宮市)など5社と3月末に契約した。ベルモールへの融資額は1億円でその他は非公開。同行は2022年に同ローンを創設し、融資対象の選定などを進めてきた。
栃木銀が23年に設立した電力子会社クリーンエナジー・ソリューションズ(同市)がベルモールの施設の屋根に太陽光発電設備を設置。ベルモールが電力を購入する。同社は32年度に09年度比で年間の二酸化炭素(CO2)排出量を41.2%減らす目標を掲げ、27年度末時点の削減率に応じて利率が変動する。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。