関西電力が、2023年度の決算を発表しました。
電力収入の増加や原子力発電所の稼働が増え最終的な利益は過去最高となりました。

関西電力は、去年4月からことし3月までの1年間の決算について、売上高が4兆593億円・最終的な利益である純利益が4418億円と、いずれも過去最高だったと発表しました。

なかでも、純利益は2005年度以来、18年ぶりに過去最高を更新しました。
(※05年度の純利益は1610億円)

■電力収入の増加や原発再稼働、LNG価格の低下などが要因

需要増に伴う電力収入の増加に加え、高浜原発1・2号機の再稼働により原子力の利用率が大幅に上昇したほかLNG=液化天然ガスの価格が低下したことなどが利益を押し上げたということです。

決算について関西電力の森望社長は「過去最高だが一過性の要因も含まれている。昨年マイナスだったところから比べると、決して我々の今年の利益が実力であるということではない」と語りました。

また、森社長は電気料金の値下げや据え置きについて「経営環境をしっかり慎重に見極め、総合的に判断していく」と述べるに留めました。

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