小林製薬が去年、大阪の製造工場で、床にこぼれた材料を使って食品向けの「紅麹原料」を製造していたことがわかりました。

 小林製薬の紅麹サプリをめぐっては、摂取した人のうち腎疾患などが疑われる5人が死亡し、221人が入院しています。

 小林製薬によりますと、紅麹原料を製造していた大阪工場で去年、混ぜ合わせる機械のふたを閉め忘れたため材料が床にこぼれたのに、その材料を使って食品向けの紅麹原料を製造していたということです。小林製薬によりますと、床や機械に触れていない分をすくいとり、120kg分の食品向け原料に加工して取引先の6社に納品したということです。うち119kg分は回収しましたが、残る1kg分は1社がそのまま使用したということで、厚生労働省と大阪市が衛生管理の実態を調べています。

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