長野県白馬村のスキー場「白馬岩岳マウンテンリゾート」で、38年ぶりに新しいゴンドラリフトが導入された。インバウンド人気に沸く同リゾートは、総額21億円を投じて10人乗りの新ゴンドラを設置。輸送力は1時間あたり最大2460人と1.8倍に増加し、山頂までの所要時間も1分短縮された。昨シーズンは過去10年で最多となる14万7000人が訪れており、新たな投資でさらなる誘客を目指している。
「360度の大パノラマを体験」
12月20日のウィンターシーズン開始を前に行われた竣工式で、岩岳リゾートの星野裕二社長は新ゴンドラの特徴について、「360度の大パノラマを体験できる。ゆったりと景色を見ながら山頂への運行を楽しんでもらえると思う」と語った。
この記事の画像(3枚)山頂エリアには新たに焚火を囲める「ティピーテント」も設置され、ピザ焼き体験も楽しめるようになった。
「世界水準のリゾートへ」
インバウンド需要の好調を受け、同リゾートは新たな投資でさまざまな層にアピールする戦略を展開。
星野社長は「近年ではまれにみるオープン初日にかなりの本数のリフトを動かせると期待している。
冬も夏も海外のお客さまを迎え入れ、世界水準のオールシーズンマウンテンリゾートを目指す」と意気込みを語った。
12月20日のオープン時には、13のコースのうち4つがオープンする予定。ゲレンデの積雪は麓で30cm、山頂エリアで1m以上あり、スキーヤーやスノーボーダーを迎え入れる準備が整っている。
(長野放送)
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