12月19日、韓国銀行(中央銀行)は、韓国の潜在成長率が2%前後へ低下しており、2040年代後半までに1%を下回るとの見通しを明らかにした。ソウルで2016年撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-Ji)
韓国銀行(中央銀行)は19日、韓国の潜在成長率が2%前後へ低下しており、2040年代後半までに1%を下回るとの見通しを明らかにした。
潜在成長率は、インフレ圧力を引き起こすことなく経済が1年間に達成できる最大の成長率を指す。韓国中銀は2024─26年は2%程度と推計している。
2000年代初めは5%台前半だったが、10年代には3%台半ばから後半へ低下し、20年にはさらに2%台半ばへ低下したと指摘。技術革新の欠如と資源配分の非効率が要因と分析した。
30年代には1%台半ばから後半に低下し、40年代後半には0.6%程度になると予想した。
ただし、「構造改革を通じてどのように対応するかによって大きく変化する可能性がある」と指摘した。
潜在成長率を高める改革として、技術革新のためのエコシステム構築、ソウル首都圏と地方の均衡ある発展、ワーク・ライフ・バランスを重視した政策などを提言した。
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