今年もいろんなモノの値段が上がりました。特に私たちの暮らしに影響があったのは、スーパーマーケットなどに並ぶ商品でした。

 (客)「高い、葉っぱ物が高い!値上げ幅がえぐくて。(買う)量を抑えたりしている」
 (客)「高いね。とにかく高い。20円、30円の値上がりじゃなくて、50円とか100円とか値上がりしてるからね」

 (フレッシュマーケットアオイ 内田寿仁社長)「毎月何かが上がってきているというかたち。この3年4年の間はずっと毎月、価格の変更に追われている感じがします。また値上げかということでお客さまからも嘆きの声をちょうだいしています」

 そんなモノの値段に大きく関係するかもしれない重要な会合が12月18日から2日間行われました。それは日銀の『金融政策決定会合』。注目されたのは「政策金利」。追加の利上げがあるのかどうかです。そして19日、決まったのが…

 (日本銀行 植田和男総裁)「0.25%程度で推移するよう促す、金融市場調節方針を維持することを賛成多数で決定しました」

 政策金利は据え置く、という判断でした。今年7月に0.25%に引き上げた政策金利をさらに引き上げることが検討されていましたが、結局、据え置くことが決まったのです。

 (日本銀行 植田和男総裁)「経済物価をめぐる不確実性は引き続き高く、金融為替市場の動向や、その我が国経済物価への影響を十分注視する必要があります」

 今回の日銀の決定、専門家は事前に予想していました。

 (りそな総研 荒木秀之主席研究員※12月18日)「(Q12月の利上げはあるか?ないか?)恐らくないと思います。1月に持ち越しではないかと思います」

 その理由は「トランプ次期大統領の就任」です。

 (りそな総研 荒木秀之主席研究員)「恐らく(トランプ大統領)就任直後にさまざまな政策を打ってくるだろうと言われてますので、それを受けてかなり金融マーケットも変動されることが予想されますので、そのあたりを見極めて『1月の判断』になるだろうというところですね」

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