中部国際空港の「2本目滑走路構想」をめぐり、検討されている新滑走路の整備について、市民らから意見を聞く公聴会が12月17日、愛知県常滑市で開かれました。

 2005年開港の中部国際空港は滑走路の劣化が進んでいることなどから、2本目滑走路構想の第一段階として、今の滑走路の東側に全長3290メートルある新たな滑走路の整備が検討されています。

 これを受け国土交通省は17日、周辺住民や地元自治体などが参加する公聴会を開きました。

 公聴会では、愛知県や常滑市など参加者の大半が賛成しましたが、市民らからは環境への影響や騒音の懸念など反対の声もあがりました。

 国交省は2025年度予算の概算要求で、新滑走路の整備事業として無利子の貸付金9億円を盛り込んでいて、認められれば25年度から工事が始まる見通しです。

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