ホンダは18日、開発を進めるハイブリッドシステム「e:HEV」に加える新たなエンジンの制御システム「Honda S+ Shift」を、世界初公開しました。
運転に合わせてエンジンをコントロールすることで加速するときの反応速度を向上させたほか、モードを切り替えるとエンジンの回転数と連動したエンジン音が車内のスピーカーから流れ、「操る喜びを追求した」としています。
2025年発売予定の「PRELUDE」から順次搭載を予定していて、ホンダの林克人・四輪事業本部長は、「ハイブリッドと言えば燃費が注目されるが、これまで70年以上にわたりエンジンを手がけてきたホンダとしての独自性で、楽しさがより際立っている」と話しました。
自動車業界では、EV=電気自動車の普及が進む中で、アメリカを始め各国でハイブリッド車の需要は高く、ホンダでもハイブリッド車の年間販売台数は、2018年の25万台から2023年は65万台まで伸びています。
ホンダはハイブリッド車市場は今後も拡大するとみていて、2030年には中国を除く全世界で130万台の販売を目指すとしています。
ハイブリッド車の開発について、林本部長は、顧客にとって「EVに繋がる架け橋としてのハイブリッドの重要性もある」と指摘しました。また、開発の面でも「バッテリーマネジメントの領域では、EVの研究とハイブリッドの研究が、相互に使える技術として生きる」として、EVとハイブリッド車の研究開発を同時に推進することで、2050年のカーボンニュートラル実現を目指すことを強調しました。
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