2024年12月、JR平駅がいわき駅に生まれ変わって30周年を迎えた。記念グッズが販売されたり、AR体験で平駅だったころを楽しむことができたり盛り上がりを見せている。12月7日には、鉄道マニア垂涎の鉄道古物のオークションと販売会が行われた。

鉄オタ垂涎 300点の鉄道古物

12月7日に福島県いわき市のエスパルいわきで行われた「鉄道古物販売会・オークション」。国鉄のプレートに、電子化が進んで使用されなくなった懐中時計など約300点の品々が並び、希少性の高いものはオークション形式で販売された。

国鉄時代のプレート
この記事の画像(16枚)

国鉄時代の「草野駅」の看板を10万円で落札した男性は「普段通っていて看板は見ていたが、珍しい看板なのでぜひ取っておきたいなと思って落札した。家の壁にぶら下げておきます」と満足そうに話した。

駅名標をコレクションに

販売会の会場で「草野駅」の駅名標を見つめるのは、販売会とオークションのために福島市からやってきた横須賀巧さん。
これまで大切に集めてきたコレクションに、まだ仲間入りしていない「草野駅」の看板を「お迎え」にきたという横須賀さんにとって、常磐線はまさに「青春の日々」だという。

国鉄からJRにかわるころの駅名標 希少なものだという

「高校の時は常磐線で通っていて、駅名標もよく車窓から眺めていた。地元のもので、なおかつ通ってきた、お世話になってきたものを迎え入れることができて、大変うれしく思います」と話した。

新たな“仲間”を品定めする横須賀巧さん

たくさんの人を乗せて、たくさんの人との思い出を作ってきた「電車」…これからの時代も変わらず走り続けてもらうためには、私たちも交通機関の未来を真剣に考えていく必要があるのかもしれない。

(福島テレビ)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(16枚)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。