福島第一原発の事故のあと、建屋にたまる汚染水の放射線量を下げるために、放射性物質を吸着する「ゼオライト」が入った土のうが大量に投入された。
この土のうは、汚染水を浄化する過程での通り道になっている建屋に水に浸かった状態で約26トン残されていて、東京電力は12月13日、回収ロボットの試験を公開。

劣化していて持ち上げが難しいことから、水といっしょにポンプで吸い上げて移動させ集める。土のうの表面は、1時間あたり最大で4400ミリシーベルトで、11月に2号機で採取された燃料デブリと比べても非常に高くなっている。

たまった水によって放射線が一定程度遮蔽されているが、今後、水位が下がると廃炉作業の妨げとなるため、東京電力は2027年度の回収完了を目指している。

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