物流の「2024年問題」に向け、ドライバーの業務の効率化が期待されます。道路上でトラックが荷さばきできるスペースが高松市内に新しく整備されました。
(中村香月記者)
「新しく整備されたトラックが荷さばきできるスペースです。トラック数台が止められ、業務を効率的に進めることができます」
警察や県のトラック協会から14人が参加し、荷さばき所のデモンストレーションが行われました。荷さばき所は、警察が、交通規制の一環でパーキングメーターの跡地を活用し、整備したものです。ドライバーが1人で作業できるようになるほか、荷さばきするスペースを探す時間が短縮されることなどから、ドライバー不足で業務の効率化が求められる「物流2024年問題」の解消へつながると期待されています。
また、道路の脇にこうしたスペースを設けることで、幹線道路の渋滞緩和や円滑な通行にもつながるということです。
(香川県警交通規制課 仲西勇雄課長)
「止めている貨物車を避けようと車線変更した車と別の車が接触したりする。路地でこういった場所を使ってもらえたら中央通りの交通の安全に資すると思う」
(香川県トラック協会 白井章男調査役)
「こういったスペースに遠慮なく止められるようになり、配送も効率良くできるようになると思う」
県内では、新しく整備された4カ所を含めて高松市内7カ所に荷さばき所があり、警察は、今後、事業者からの要望に応じて増やしていきたいとしています。
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