12月12日から新潟市内の一部の路線バスでデジタル技術を取り入れた実証実験が行われています。顔認証のみで運賃を支払える、そんな未来がやってくるかもしれません。
11日、新潟市中央区で行われたのは、路線バスにデジタル技術を活用する実証実験のテストです。
【トランザクション・メディア・ネットワークス 淀川征慶さん】
「いま、新潟県内を走行しているバスは、営業所を出庫してから入庫するまでの間にデジタル化・リアルタイムにデータを取るということができていない」
天候などにより、運行状況や利用者数が大きく変動する路線バス。
利用者が減少する中で、適正な運行を図るためにも、バスの利用状況や運行状況を可視化することが重要となっています。
そこで今回、行われたのが…
【吉田優アナウンサー】
「バスに乗ると、乗り口にはAIカメラが設置されています。これにより乗った人の顔画像をデータ化。年代や性別などを推定します」
このAIカメラは降り口にも設置されていて、カメラで特定された利用者がどこからどこまで、いつ乗ったのを情報として記録。
バスに搭載されたGPS機能と連動し、バスの混雑状況や停留所の利用状況、バスの位置情報などを把握することが可能です。
【トランザクション・メディア・ネットワークス 淀川征慶さん】
「運転手は安全運行・定時運行色々な業務を背負っていると思うので、少しでもこのシステムで楽になればということを目指して開発を進めている」
そして、最終的には顔写真とともに請求先を登録すれば、顔認証のみで運賃が自動で引き落とされる決済システムの導入を目指すと言います。
【トランザクション・メディア・ネットワークス 今度祥一さん】
「バスに乗るときに運賃を気にしたり、この先いくらかかるんだろうという心配なことがあると思う。そういった方にストレスなく利用してもらうための方策の一つ」
実証実験は12月12日~12月22日まで、新潟市を運行する一部の路線バスで行われます。
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