いわゆる「年収103万円の壁」の引き上げとガソリン税の暫定税率の廃止について、自民・公明・国民民主の幹事長が12月11日に合意しました。静岡県内の大学に通う学生からは歓迎する声があがっています。
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
この補正での与党の対応、そして税制改正に向き合う与党の姿勢、どれだけ我々のつまりは国民の要望している減税を呑むのか。いま我々が勝負している税制改正103万円の壁とガソリン減税、これに一定の手ごたえがなければ我々はどうしようかと
12月7日、テレビ静岡の取材に2025年度の税制改正に向け強い姿勢で臨むと話した国民民主党の榛葉賀津也 幹事長。
そして11日、自民・公明の与党と国民民主の3党の幹事長が2025年度の税制改正について合意書を交わしました。
合意書では、年収103万円の壁について国民民主党の求める178万円を目指して2025年から引き上げること、ガソリン税の暫定税率を廃止することが明記されています。
具体的な実施方法などについては関係者間で協議を進めていくということです。
国民民主党・榛葉賀津也 幹事長:
幹事長レベルでこの2つをピン止めしたことは私は評価したい
自民党・森山裕 幹事長:
国民民主党にも感謝を申し上げたい
熊崎結萌アナウンサー:
103万円の壁が引き上げられれば、アルバイトをする学生の働き方も大きく変わりますが、みなさんどのように受け止めているのでしょうか。
静岡市駿河区の静岡県立大学。取材した学生のほとんどがアルバイトをしていました。
学生:
今年はちょうど97万円くらいで止めておいた。親の扶養から外れないように気を付けて。自分が稼げる額が増えたら、もう少しシフト増やしてもう少し働けたらなと
学生:
月何万円以上稼がないようにと、自分でエクセルでバイト代を表に入れて合計額を確認しながらシフトを出している。いままでは11月より前にシフトを入れすぎて、その後にバイトに全然入れない時期があったが、「壁」が上がればその時期も入れるので、生活費など少しは楽になるのかなと
学生:
物価も上昇するにつれて他の国は上がっているので、そこが上がらないのは日本の古い部分で直すのは良いことだと思う
学生:
ケーキ屋とドラッグストアで掛け持ちで働いている。もう4年生なので2025年から関係なくなってしまうが、もう少し早い段階から引き上げなどを考えてくれたらよかったなと
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