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<最も読まれた著者は誰? 書籍の要約サービス「flier」が、ユーザー閲覧数による2024年の人気ビジネス書の「著者別ランキング」TOP10を発表>
(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)
フライヤーのサービスは、さまざまな著者の多彩な書籍に支えられています。昨年人気のあった著者別でのランキングに、今年も注目してみましょう。2024年の1年間でフライヤーの要約が最も読まれた著者は......作家の有川真由美さんです!
ポジティブな生き方についての著作が多い有川さん。『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』『どこへ行っても「顔見知り」ができる人、できない人』などは、「自分もそういう人になりたい!」と思わせるコミュニケーションの解説書。『お金の不安がなくなる小さな習慣』『いつも幸せそうな人の小さな習慣』『いつも機嫌がいい人の小さな習慣』といった本は、これだけスモールステップなら自分でも生き方を変えていけそうという実感につながる、人気シリーズです。とにかく、タイトルを見るだけでその中身を知りたくなりますよね。誰もが気になるテーマをやさしく解説してくれる本ばかりなので、間違いない1位と感じます。
これに、心理学者、脳科学者のみなさんが続きます。2位の内藤誼人さん、3位の樺沢紫苑さんという「多作家」のお二人は、昨年に引きつづいて変わらずの人気。『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』や『脳はどこまでコントロールできるか』といった著作で知られる中野信子さんは4位です。感覚的な人間の慣習、クセのようなものを科学的に説明してくれる本が多く、どうすれば自分を変えていけるかの具体的なヒントも得られるので、納得感をもって読み進められるのが特徴です。今後も、脳科学や心理学の知見を背景とした生き方本、考え方本は高い人気を保ちそうです。分野としては似ているようで少し違いますが、10位の小林弘幸さんも、医師の立場で解説する『自律神経の名医が教える集中力スイッチ』などの書籍が注目されました。曹洞宗徳雄山建功寺住職の枡野俊明さんが6位にランクインしているのも、「確かな経験と知恵をもつ人の言葉から勇気を得たい」というニーズによるものかもしれません。
フライヤーで人気の高いジャンルであるコミュニケーション本の著者として、5位の安達裕哉さん(『頭のいい人が話す前に考えていること』)や9位の松橋良紀さん(『聞き方の一流、二流、三流』)も入っていますが、エリートビジネスパーソンの仕事術を紹介する田尻望さんが7位に登場したのは特徴的です。「最強の営業組織」であるキーエンス出身者としてその真髄をまとめた著作に学び、より高い位置へとジャンプしたいと考える人が増えているのかもしれません。
そして、2024年にフライヤーで紹介した『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』『「好き」を言語化する技術』の2作とも爆発的に読まれた三宅香帆さんが、8位にランクインしました。特に『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』は、動画や記事などのかたちでいろいろなところで紹介され、三宅さん自身に注目が集まりました。「実は本を読みたいと思っている人」がこれだけたくさんいるということでしょう。フライヤーが、そうした方々の読書のきっかけに少しでもなれたら、こんなにうれしいことはありません。
2024年の総合ランキングはこちら(https://www.flierinc.com/column/rankings2024b)から。※ランキングはフライヤー有料会員の閲覧にもとづいて作成されています。
1位 有川真由美さん
『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』
著者:有川真由美
出版社:PHP研究所
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2024年のフライヤーで最も読まれた著者は、有川真由美さんでした。ぽっと心が温かくなる、やさしい雰囲気が特徴の有川さんの本を読んでいると、毎日の幸せを噛みしめたくなります。ちょっとした心がけで無理のない人間関係を築く『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』『どこへ行っても「顔見知り」ができる人、できない人』や、お金の使い方や稼ぎ方を扱った『お金の不安がなくなる小さな習慣』など、小さな習慣が人生を好転させてくれる期待が持てる書籍ばかりです。
2位 内藤誼人さん
『イライラ・不安・ストレスがおどろくほど軽くなる本』
著者:内藤誼人
出版社:明日香出版社
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第2位は心理学者の内藤誼人さんでした。『イライラ・不安・ストレスがおどろくほど軽くなる本』や『すごい心理学』、『振り回されない練習』など、心理学の知見をもとに、ビジネスや人間関係をより良好なものにするコツを教えてくれます。
『イライラ・不安・ストレスがおどろくほど軽くなる本』は、ストレスがたまったときや、気分が落ち込んだときの対処法を教えてくれる一冊。心地いい毎日を送るために、ぜひ読んでみてください。
3位 樺沢紫苑さん
『精神科医が教える 幸せの授業』
著者:樺沢紫苑
出版社:飛鳥新社
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3位は樺沢紫苑さんでした。これまでフライヤーではたくさんの著書を紹介してきましたが、私たちが健康に幸せに生きる方法を、精神科医の知見をもとにわかりやすく解説してくれる書籍は、いずれも人気を博しています。
2024年にもっとも読まれた『精神科医が教える 幸せの授業』では、お疲れモードの会社員女性を主役にストーリー形式で幸せになる方法を解説。『脳を最適化すれば能力は2倍になる』『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』では、生産性・行動力を上げる脳の使い方を教えてくれます。
心身を最適化して、よりよい人生を送るためのバイブルとして手に取っていただければ幸いです。
4位 中野信子さん
『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』
著者:中野信子
出版社:サンマーク出版
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4位にランクインしたのは、脳科学者の中野信子さん。フライヤーで2024年に一番読まれた著作は『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』。「運のいい人」を脳科学的に解き明かし、「運のいい人」になるための考え方や行動習慣を学べる画期的な一冊です。人間の脳の仕組みを知り、賢く、穏やかに生きるヒントを数多く得られることが中野さんの著書の大きな魅力ではないでしょうか。『新版 人は、なぜ他人を許せないのか?』『脳はどこまでコントロールできるか?』など、フライヤーの要約を入り口に、本を手に取っていただけたら嬉しいです。
5位 安達裕哉さん
『頭のいい人が話す前に考えていること』
著者:安達裕哉
出版社:ダイヤモンド社
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著者別ランキング5位は、累計1億2000万PVを誇るビジネスメディア「Books&Apps」の運営者でもある安達裕哉さん。『頭のいい人が話す前に考えていること』はフライヤーでも大人気で、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2024ビジネス実務部門」を受賞しました。「あなたの頭のよさを決めるのは他者」という言葉にドキリとした方もいるのではないでしょうか。頭のいい人になるための「7つの黄金法則と5つの思考法」は必読です。本書を読めば、ビジネスでもプライベートでも信頼を得られ、やりたいことを実現するための足がかりが得られること請け合いです。
6位 枡野俊明さん
『人にも自分にも振り回されない動じない心のつくり方』
著者:枡野俊明
出版社:SBクリエイティブ
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7位 田尻望さん
『なぜ、あの人は仕事ができるのか?』
著者:田尻望
出版社:すばる舎
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8位 三宅香帆さん
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』
著者:三宅香帆
出版社:集英社
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9位 松橋良紀さん
『聞き方の一流、二流、三流』
著者:松橋良紀
出版社:明日香出版社
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10位 小林弘幸さん
『はじめる習慣』
著者:小林弘幸
出版社:日本経済新聞出版
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flier編集部
本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだりしただけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。
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