12月に入り、「忘年会シーズン」となっている。 夜遅くまで忘年会で盛り上がり、お酒を飲みすぎて、電車で寝過ごしてしまったという経験がある人も少なくないのではないだろうか。

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酔った利用客から、駅員や乗務員が暴力を受けるケースが相次いでいる。

日本民営鉄道協会は、阪急電鉄など全国の私鉄16社で2024年4月~9月に発生した暴力行為が78件だったと発表した。

コロナ禍の影響で、2020年に暴力行為は大幅に減少したものの、ここ数年で再び増加していて、ことしは2023年度の同時期に比べ、6件増えている。

日本民営鉄道協会によると、忘年会シーズンの12月は、駅員や乗務員への暴力が増加する傾向にあるという。

■暴力行為の6割超が飲酒している客から

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暴力行為が発生した状況は、乗務員や駅員が利用客に迷惑行為を注意したときや、酔った客に近づいたときに多かった。

また、暴力行為が最も多かったのが土曜日で、次いで日曜日となっていて、週末に増加する傾向がある。時間帯としては夜(午後5~10時)と深夜(午後10時~終電)が同程度に多くなっている。

そして飲酒後の利用客が暴力をふるうケースが6割を超えている。

利用客から暴力行為を受けた事例として、酔った利用客が列車内の床で寝ていたため、乗務員が利用客の肩に触れたところ、利用客から「触るな」と腹を殴られたというものなどがあった。

■「酒の勢い、一発でもダメ!」

啓発ポスター(提供:日本民営鉄道協会)

全国の鉄道事業者93社では、12月2日から「酒の勢い、一発でもダメ!」と、暴力行為の防止を呼びかけるポスターを駅構内や列車内に掲出して、注意を促している。

日本民営鉄道協会は、車内や駅構内での暴力行為を防ぐために、引き続き啓発に努めたいとしている。

(関西テレビ 2024年12月7日)

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