菊陽町は2027年春の開業を目指していたJR豊肥線の新駅について、「開業時期を延期する」と明らかにした。町が公共交通とまちづくりが一体となった計画を新たに策定するためで、JR九州は新駅の開業を2029年春以降としている。
当初2027年春の開業を目指していた新駅
菊陽町では、人口の増加や半導体産業の集積などから、JR豊肥線の利用者増加を見込んでいて、町が費用を負担するいわゆる『請願駅』をJR九州に要望。
この記事の画像(5枚)2023年12月にJR九州が、三里木駅と原水駅の間に新駅の設置を決め、2027年春の開業を目指していた。
菊陽町によると、吉本孝寿町長は12月3日に開会した町議会で、「新駅の開業時期を延期する」と明らかにしたという。
新駅周辺での区画整理を検討する菊陽町では、公共交通とまちづくりが一体となった都市再生特措法に基づく『立地適正化計画』を新たに策定し、新駅の必要性や在り方を盛り込む予定だ。
JR九州は2029年春以降の新駅開業を発表
計画の策定には2年ほどかかる見込みで、JR九州は2027年春と見込んでいた新駅開業を、『2029年春以降』と明らかにした。
菊陽町は「区画整理の進捗と合わせて新駅を整備したい」と話し、JR九州は「密接に連携しながら新駅設置を進めていきたい」とコメントしている。
(テレビ熊本)
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