リニア新幹線のトンネル工事を前に静岡県内で進められていたボーリング調査について、JR東海は山梨県内で調査のために開けた穴がふさがってしまったため、いったん終了すると発表しました。
JR東海は、リニアのトンネル工事に先立ち、地下水や地質の状態を調べるためにボーリング調査を山梨県側から進め、11月20日に静岡県側に入っていました。
その後 県境を越え10m進んでいましたが、山梨県内の地質のもろい場所で調査のために開けた穴が土砂でふさがってしまう「孔詰まり」が起きていて、JR東海は12月6日 調査継続が困難なため、いったん終了すると発表しました。
山梨県内では作業用通路となる先進抗の掘削をすすめていて、今後 県境の手前の山梨県側から改めて県内のボーリング調査をする予定です。
一方、県はJR東海に調査を中止したことや今後の先進抗の掘削計画について説明を求めていて、その内容を県の専門部会で議論する方針です。
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