福島県は12月6日、県議会12月定例会に67億6200万円の補正予算案を追加提出した。県職員の月給やボーナスを引き上げるもので、教職員や警察も含め対象者は約3万人。議案が可決承認されれば2024年4月分からさかのぼって引き上げを行うという。
給与の引き上げは、県人事委員会の勧告によるもの。
県人事委員会が県職員の給与を県内174の民間企業の平均と比較したところ、月給で1万334円、ボーナスで0.13か月分低かった。そのため、初任給の引き上げ(大卒・行政職で2万3200円)や、すべての年代で月給を引き上げることを勧告していた。
月給の引き上げで平成3年以来33年ぶりの水準で大きく、初任給の引き上げ金額が過去最大となっている。
県人事委員会は「採用試験の受験倍率も低く、給与面だけでなく勤務環境の改善にも合わせて取り組む必要がある」としている。
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