秋田銀行の投資専門子会社、あきぎんキャピタルパートナーズ(秋田市)は6日、運営するファンドを通じ、陸上養殖事業者の男鹿なまはげ魚工房(秋田県男鹿市)に出資した。出資額は非公表。
同社は11月1日に設立。3月に閉鎖した男鹿市の旧温泉施設を使い、2025年8月をめどに高級魚の陸上養殖を始める計画だ。あきぎんキャピタルパートナーズのファンドを引受先とする第三者割当増資で調達した資金を施設整備に充てる。
男鹿なまはげ魚工房はNTT東日本のほか、男鹿市と秋田市の水産事業者5社、地元新聞社の秋田魁新報社(秋田市)が出資して設立した。
陸上施設内で水を循環させて魚を育てる閉鎖循環式の陸上養殖を計画。NTT東のICT(情報通信技術)を生かし、水温や水質を管理するなどして事業の効率化をめざす。
【関連記事】
- ・秋田銀行系ファンド、電力取引システム会社に出資
- ・秋田銀行、由利本荘市の農業法人に出資
- ・秋田銀行、五城目町のまちづくり会社に出資
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。