寒さが本格化する前に、消費者庁がリチウムイオン電池で発熱するジャケットやカイロなどによる火災事故に注意を呼びかけました。

消費者庁によりますと、リチウムイオン電池を使って“暖”がとれるジャケットやカイロなどでの事故が、2014年4月から2024年9月までで68件にのぼるということです。

このうち、リチウムイオン電池が原因と考えられる事故は32件にのぼります。

消費者庁は、リチウムイオン電池は熱や衝撃に弱く、誤った扱いをした場合発煙や発火など火災事故が起こることがあるとして注意喚起しました。

事故の例として、「電熱ベストを着用中、バッテリーが異常に熱くなったためベストを脱いだところ、バッテリーが溶けていた」「ネット通販で電熱ベストを購入し、付属のバッテリーを充電完了後にこたつの上に置いておいたところ、煙が出て、こたつの天板が焦げた」などがあげられています。

消費者庁は、推奨されている充電器やバッテリーの使用のほか、安全な場所での使用・保管を呼びかけています。

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