新潟県五泉市のアルティスタインターナショナルが新潟地裁から破産開始決定を受けていたことが分かりました。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチ新潟支店によりますと、アルティスタインターナショナルは1952年に創業し、1966年1月に法人化したニット製品製造業者で、長年にわたって婦人物を主体としたオリジナルニット製品の製造を手がけていました。
海外ブランドのOEM供給に本格的に取り組むために、1992年5月にイタリア語で芸術家を意味する「アルティスタ」を社名に入れ、酒井メリヤス工業から現商号に変更。2000年4月期は約5億7000万円の売上高を計上していました。
しかし、その後は海外向けの需要が減少したことから、活路を切り開くべく、企画力・提案力を生かし、国内向けOEM供給を主体とした展開にシフト。ただ、温暖化によるニット製品の需要低下などで減収に歯止めがかからない状況が続き、2024年4月期の売上高は約1億7700万円に減少していました。
採算的にも恵まれない経営を強いられていたもので、先行きにおいても好転材料は乏しく、今回の事態に至ったということです。
負債額は約2億9400万円が見込まれています。
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