大阪のシンボル「通天閣」を運営する会社が、「大阪ナンバーワンの賑わいあふれる街づくり」を目指して、南海グループの一員となることを発表しました。

■「南海さんから『クーリングオフはないで』言われてます」

大阪のシンボル、通天閣。

【4日のイベント】「通天閣から出発進行!」

通天閣を運営する「通天閣観光」は4日、株式の70.8パーセントを売却して、南海電鉄の子会社になり、グループの一員となることを発表しました。

【通天閣観光株式会社 高井隆光社長】「とうとうこの日がやってきました。人、街、未来、新世界の新たな扉が今開きます。南海電車さんからは『クーリングオフはないで』と言われています」

通天閣はコロナ禍の後、訪問客の数が回復していて、経営は好調です。

そんな中、大阪・ミナミの活性化に力を入れる南海グループの傘下に入ることについて…

【通天閣観光株式会社 高井隆光社長】「南海グループさんとでしたら、来年、大阪万博もある、その後を見据えてエリアの活性を一緒にできるのではないかと」

■「そらもう、通天閣は永遠に不滅」と大阪府民

【地元の人】「街おこしみたいなのをしてほしいかな。子供とかが参加でいるイベントとかをやってほしいですね」

【以前近くに住んでいた人】「大阪のシンボルですしね。大阪の味を出しながら発展してもらいたい」

【新世界をよく訪れる人】「そらもう、通天閣は永遠に不滅」

高井社長は引きつづき経営に関わるということで、「“なんかいい”通天閣」でお待ちしていますと話しています。

■鉄道会社との連携で「いろんな可能性が広がっていく」

【ジャーナリスト 鈴木哲夫さん】「コロナの時なんか経営も大変な時期もあったと聞きましたけど、逆にここまでよく本当に頑張ってきましたよね。

 それから実は鉄道会社とのタイアップというか、連携は非常に重要。例えば東京でいうと、東急とか西武とか鉄道沿線と街づくりが一体化しているんです。そういう意味では、単独でのぼって景色を見るだけじゃなく、街づくりの中でどういう位置づけをするか、イベントするとか、いろんな可能性が広がっていくと思います」

(関西テレビ「newsランナー」 2024年12月4日放送)

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