働く障害者を応援しようと、福祉施設で取り組む農産物販売のマルシェが長崎市で開かれています。

会場では旬の野菜などに混じり、個性的なカップやクリスマスの飾りも並んで買い物客で賑わっています。

JR長崎駅前のかもめ広場で4日から開かれている「農福マルシェ」です。

就労する障害者への理解を深めようと10年前から開かれていて、障害者が収穫や梱包をした野菜や、デザインした雑貨などが販売されています。

今年は県内33の障害者福祉施設などが出店しました。

こちらは今が旬の「長ネギ」、種まきや出荷作業の一部を障害者が担当しています。

栗原ねぎ生産者
「今の時期は鍋とか湯豆腐だが、一年中食べてほしくて天ぷらをおすすめしている」「障害者の方と一緒に頑張って作っているので、甘いネギなので食卓で囲んでもらえたら」

個性が光る雑貨も多く取り揃えられています。

KTN記者
「こちらの陶器は目が見えない方がろくろを回し、足が不自由な方が絵付けしました。どれも一点モノで、デザインも素敵です」

自閉症や知的障害の人がデザインしたこちらのシリーズは何とも言えない絵の緩さが好評で、リピーターも多い商品です。

平山友愛園 水本泉さん
「色だけを塗る利用者と、絵だけを描く利用者がいるので同じ絵柄でも塗り方が違う一点もの」「もう一回(買いに)来ても、また違う形やデザインになっているのでぜひ一度使ってほしい」

農福マルシェは6日(金)までJR長崎駅前かもめ広場で開かれていて、野菜の詰め放題は毎日、行われています。

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