「業務連携・協力に関する覚書」を締結した栃木銀行と日本公庫宇都宮支店の関係者(29日、宇都宮市の栃木銀本店)

栃木銀行と日本政策金融公庫宇都宮支店(宇都宮市)はシンジケートローンとビジネスマッチングに関し「業務連携・協力に関する覚書」を結んだ。地元企業と関わりが深い地方銀行と、全国ネットワークを持つ日本公庫の双方の強みを生かし、顧客の販路開拓や事業拡大を後押しする。

従来も協調融資や事業承継支援で連携し、農業支援の融資商品の創設にも共同で取り組んだ。今後は守秘義務契約に基づき顧客の財務状況を含めた情報のやり取りなど協力体制を強化する。

栃木銀の富川善守専務は11月29日の締結式後、「当行と日本公庫は全国的に見ても関係が深い。全国展開や海外進出といった顧客ニーズに応えていく」と強調。日本公庫の城龍二郎支店長も「収益性の悪化する企業が増える中、販路拡大の重要性は増している。両者が手を組むことは非常に意義がある」と述べた。

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