北海道銀行と北洋銀行は2025年4月から、札幌市中央卸売市場で青果物を買い付ける事業者を対象に、口座振替で即時決済ができる仕組みを導入すると発表した。買い付け事業者は道銀か北洋銀の口座を設ければ、現金や小切手、振り込みでの支払業務を削減できる。

同市場の青果部では、小売りや飲食関連の買い付け事業者の支払業務は札幌青果物精算(札幌市)が代行している。同社が1日分の取引の決済額を銀行に送れば、買い付け事業者の口座から代金が引き落とされる。青果部の買い出し人登録数は24年4月時点で346社ある。

道銀と北洋銀は、すでに同市場の水産物の買い付け事業者向けでは全国の卸売市場として初めて同じ仕組みを導入している。水産物部でのサービス利用率は50%超だという。

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