静岡県藤枝市としずおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の静岡銀行、SFG不動産投資顧問は26日、市内の企業誘致に向けた連携協定を結んだ。市外の企業とのマッチングや街づくり、誘致用の土地集約などでしずおかFGの資源を活用する。藤枝市が強い医療や健康分野、スポーツなどを軸に検討し人口減少に備える。
同日、藤枝市役所で3者のトップが締結式を開いた。SFG不動産投資顧問は23年11月に設立した会社で、これまでに静岡市と県、牧之原市と契約を結んでいる。今回の連携対象はこれまでと異なり、市街地や高速道路沿いなど市が総合計画で掲げる重点地区を中心に市内全域にまたがる。
「藤枝駅前と東海道沿いの旧市街のバランスが重要だ。(原則開発のできない)市街化調整区域の緩和など戦略的に土地を使いたい」と北村正平・藤枝市長は語る。しずおかFGはこれまでも旧市街への音楽拠点作りなどで市に協力してきた。「経営計画の中心は地域共創。原点に立ち戻る」と静岡銀行の八木稔頭取も意気込む。
今後はまず課題の洗い出しや企業の進出意向の調査などを進める。進出時の融資対応や補助金申請支援などはしずおかFGのノウハウも活用する。
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