米電気自動車(EV)大手テスラは昨年、約3400万トン分の温室効果ガス排出枠(クレジット)を売却していた。米環境保護局(EPA)が11月25日公表した報告書で明らかになった。写真はテスラの急速充電器。カリフォルニア州で10月撮影(2024年 ロイター/Mike Blake)

米電気自動車(EV)大手テスラは昨年、約3400万トン分の温室効果ガス排出枠(クレジット)を売却していた。米環境保護局(EPA)が25日公表した報告書で明らかになった。

米自動車業界は厳格化された排ガス基準への対応に苦戦。業界全体で排出枠が大幅に不足しており、テスラにとって追い風になったとみられる。


 

EPAの報告書によると、テスラの2023年モデルの燃費は1ガロン当たり1.8キロメートル増え、過去最高の43.6キロメートルになった。24年モデルの燃費に関しては45.1キロメートルに向上すると見込まれている。

自動車業界全体では、約1100万トン分の温室効果ガス排出枠が不足した。ゼネラル・モーターズ(GM)は1780万トン分の排出枠赤字となり、23年に4400万トン分の排出枠を購入したという。



[ロイター]


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