全国の百貨店の売上高が32カ月ぶりにマイナスに転じました。

日本百貨店協会が25日に発表した10月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで、前の年の同じ月と比べ0.7%減の4477億円となり、32カ月ぶりのマイナスでした。

インバウンド需要や高級ブランド品が引き続き堅調だった一方で、10月は暑い日が多かったことから、防寒着などの衣料品が伸び悩んだことが原因としています。

一方、2024年1月から10月までのインバウンド売上高の累計は5347億円で、調査開始以来、初めて5000億円を突破しました。過去最高だった去年1年間の累計(3484億円)を5割以上(53.5%増)上回っています。

日本百貨店協会は「特に年末年始はインバウンドの比重が高まるタイミングのため、さらにかなりの額になると期待される」と分析しています。

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