岩手県盛岡市の農園ではりんごの収穫が最盛期を迎えています。
このうち岩手県で開発され蜜入りが良く甘さが人気の「はるか」の収穫が11月25日から始まりました。

盛岡市手代森のふじむら農園では、市内2カ所で6品種約2000本のリンゴの木を栽培していて10月から収穫が行われています。

このうち県産のブランドりんご「はるか」の収穫は25日朝から始まり、秋晴れのもと、農園のスタッフが袋掛けされた「はるか」を一個一個丁寧に収穫していました。

2023年は春に霜が降りた影響で不作でしたが、2024年は平年並みの6トンの収穫を見込んでいます。

ふじむら農園 藤村真哉代表
「今年は春から霜にも当たらないで順調に推移してきた。甘くておいしいりんごができている」

この農園では日当たりをよくし、より厳しく選別するほか、蜜入りを良くするため収穫をギリギリまで遅い時期にしています。

このため通常のリンゴが糖度13から14度ほどのところ18から20度ほどになり非常に甘さが強く、贈答用などを中心に県内外人気があります。

とれたての「はるか」は、濃厚ではちみつのような甘さ。口の中にしっかりと甘みが残り、身がしまっていて固いので噛み応えがあります。

ふじむら農園 藤村真哉代表
「はるかは岩手発祥のリンゴで私たち岩手のりんご農家にとってはすごく大切な品種。旬の時季に抜群なおいしさになっていると思いますので、もし岩手産見つけたらまずは岩手産を食べてほしい」

ふじむら農園の「はるか」は来週から農園の直売所で販売を始め、続いて県内のスーパーなどの店頭にも並ぶ予定です。

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