横浜銀行が中核のコンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)は14日、三井住友信託銀行の子会社で不動産ローンを手掛ける三井住友トラスト・ローン&ファイナンス(L&F)を2025年4月に買収すると発表した。同社の株式85%を547億円で取得する。

三井住友信託銀行は引き続き、15%の出資を維持する。三井住友トラストL&Fの貸付金残高は3月末時点で4594億円あり、24年3月期の税引き利益は約67億円だった。

信用力の低い顧客の住宅ローンや評価難易度の高い物件の審査で独自ノウハウを持つ。横浜銀行が手薄だった顧客層や案件をカバーする体制を整える。三井住友トラストL&Fの営業拠点や横浜銀行のネットワークを活用し、案件の相互紹介といった協業を進めつつ、首都圏で不動産融資の拡大を目指す。

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