日本生命保険は14日、保育施設などを運営するライクと資本業務提携すると発表した。約8億円を出資し保育事業を広げる。共同で保育所業務を支援するシステムを開発し、今年6月に買収を完了したニチイホールディングスの保育所にも展開する。

ライクは国内で415カ所の保育施設などを運営する。日本生命は17年からニチイ学館と、企業が従業員のために整備する企業主導型保育所を全国に展開するなど、保育事業に参入していた。19年3月には保育サービス大手のグローバルキッズと提携し、保育所の空き枠を企業間で共有するサービスなどを提供している。

日本生命の佐藤和夫専務は保育ビジネスの拡大は「チャレンジになる」と述べ、「(保育分野の)顧客層にいかに保険を認知してもらうかが保険事業にとって重要になる」と話した。

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