除雪機の国内生産トップのシェアを持つ岩手県花巻市の企業が、人工知能・AIを活用した製品の新たな検査システムを導入し11月11日に発表会が開かれました。

除雪機の新しい検査システムを導入したのは、除雪機や農業用機械の開発・製造をしている花巻市の和同産業です。

このAIを活用した画像検査システムは、県とトヨタ自動車東日本が県内のものづくり企業の競争力を強化しようと支援しました。

導入されたのは小型除雪機の完成品を検査をする最後の工程です。

製品を上からカメラで撮影し、変速レバーやクラッチなどの5つのラベルが正しい位置と向きで貼られているかをAIが判定します。

これまでは検査員が目視で確認していましたが、このシステムの導入で時間の短縮と正確性の向上につながったということです。

和同産業 三國卓郎社長 
「人が工数(作業の人数と時間)をかけて検査していたが瞬間に判断してくれるのでありがたい。もっと積極的に展開していきたい」

この会社では今後、除雪機を横からも撮影して更に多くのラベルを確認したり、プログラムを変更して、他の機械の検査に使ったりしてAIの活用を広げていきたいとしています。

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