福島県では、田村市・大熊町・浪江町・葛尾村にまたがるエリアに国内最大級となる阿武隈風力発電所の建設が進められている。
事業を担うのは、ふくしま未来研究会と信夫山福島電力など9社が共同出資する福島復興風力合同会社。山の尾根に設置する46基の風車は、一般家庭およそ12万世帯が消費する電気をまかなう量の電気を生み出す。この建設現場を、11月12日、田村市の都路小学校に通う児童が訪れた。子どもたちは、担当者から風力発電の仕組みについて話を聞いて工事の様子を見学し、風力発電について理解を深めていた。
児童は高さ約150メートルの風車を見上げ、「大きさにびっくりした」「できあがるのが楽しみ」と感想を口にしていた。
都路小学校の鹿俣晶子校長は、「多くの方の協力のもと、地域に根差した風力発電だと感じた。子どもたちの学びの場にもなりました」と話した。
阿武隈風力発電所は2025年春に運転を開始する予定。
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