やる気たったの1%でごはんができる、大人気のレシピ本『やる気1%ごはん』。人気の秘密を取材しました。
お肉がぎっしり詰まったハンバーグ、ホウレンソウをチーズが包み込むキッシュ。
このレシピが載っている本、それが『やる気1%ごはん』です。
ジュンク堂書店池袋本店・山本寿子さん:
2024年の上半期で一番売れた料理書になっています。
料理レシピ本大賞では2年連続大賞を受賞し、シリーズ4作で60万部以上売り上げる“爆売れレシピ本”なんです。
『やる気1%ごはん』を生み出したのは、まるみキッチンさん。
まるみキッチンさんは、3年半前から自宅にある調味料や身近な食材だけでパッと作れる簡単料理をSNSで発信してきました。
『やる気1%ごはん』著者・まるみキッチンさん:
元々自炊とかしたことがない状態から料理を始めたんですけども、洗い物がめんどくさかったり、片付けがめんどくさかったり、作る工程がめんどくさいな、やる気が出ないことが多かったんで、“そんな僕でも簡単に作れるよ”っていう意味合いを込めて、『やる気1%ごはん』になりました。
料理で楽をすることに罪悪感を抱いてほしくないという、まるみさん。
超時短「耐熱容器で作るハンバーグ」を作ってもらいました。
用意するのはソース、砂糖、酒、ケチャップと4種類の調味料に合いびき肉とシンプル。
耐熱容器に全ての調味料を入れて混ぜ合わせます。
『やる気1%ごはん』著者・まるみキッチンさん:
ハンバーグってパン粉・卵・タマネギも入れたり、つなぎを入れるんですけども、やる気1%で作るっていうのがポイントなので、ミンチだけで作っていきます。
ミンチだけのタネをソースに浸して、あとはレンジで表と裏を4分ずつチンするだけでOK。
まな板、包丁フライパンいらずで、まるでじっくり煮込んだかのようなハンバーグに。
試食したスタッフ:
ちゃんと中も火が通っていて、タレも絡んですごくおいしいです。味的には“やる気100%”。
『やる気1%ごはん』著者・まるみキッチンさん:
常にアンテナ張って、ずっとレシピのことは考えてます。多かったら普通に(1日)10品・20品とか考えることもあります。ハマってますね。
埼玉県に暮らす主婦・鈴木陽子さん(49)もこの本にはまった1人です。
主婦・鈴木陽子さん:
簡単にできそうな料理と旦那が食べたいと思っている料理に付箋がついています。
料理へのやる気が1%の鈴木さんは、2カ月ほど前に本を購入し、これまで10種類以上を作りました。
この日は、娘さんが好物のチキンステーキに挑戦。
100均で買った耐熱容器の中でモモ肉と調味料をなじませたらレンジでチン。
主婦・鈴木陽子さん:
焦がしたり、裏返したり見なくていいのですごく楽です。
チキンステーキの他、キュウリのナムルに中華スープと、“やる気1%”で3品が食卓に並びました。
調理にかかる時間が30分も短くなったという鈴木さんは「子供が塾に行かなきゃいけない時間でも、サササって作ってあげることもできるし、家事以外の違うことに時間をかけることができるので、本当に助かっています」と話しています。
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