琉球銀行が12日発表した2024年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比9%減の35億円だった。法人・個人向けコンサルティングビジネスとキャッシュレス関連の重点3事業が堅調だったものの、前年同期に計上していた貸倒引当金戻入益が大幅に減ったことによる反動で与信コストが増えた。
本業のもうけを示す銀行単体のコア業務純益(投資信託解約損益除く)は59%増の33億円。重点3事業のほか住宅ローン手数料なども順調に伸びた。売上高にあたる経常収益は4%増の345億円だった。
島袋健頭取は「観光需要がけん引し、沖縄経済は顕著に強くなっている。重点3事業の役務利益はもうすぐ40億円に届く段階で、良好な決算だと思う」と語った。25年3月期通期の純利益については、前期比1%増の57億円と従来予想を据え置いた。
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