トヨタ自動車のロゴ(佐藤徳昭撮影)

トヨタ自動車は26日、米インディアナ州の工場で2026年から電気自動車(EV)を生産すると発表した。米国でのEV生産はケンタッキー州に加えて2カ所目となり、新たに14億ドル(約2200億円)を投資する。最大で340人を新規雇用するとした。

ケンタッキーの工場とは別の、3列シートの新型スポーツタイプ多目的車(SUV)を生産する予定。ノースカロライナ州に建設している電池工場から電池を調達する。

一方、米国で初めてEVを現地生産するケンタッキーの工場は稼働開始を25年としてきたが、品質の確保などを理由に遅れる可能性も出ている。

バイデン米政権によるEVの購入優遇策は、北米での組み立てが条件となっており、トヨタなど日本勢は対応を進めている。インディアナの工場では現在、SUVの「ハイランダー」を生産している。

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