きのう、9000人の人員削減を発表した日産自動車。一夜明け、従業員からは不安の声が聞かれました。

日産従業員
「親も結構心配していて、そこに関してもう少し安心できるような状態になればいい」
「お客さんに見合う魅力ある車を開発して販売して、もっと日産車が売れるようになればいい」 

日産自動車は主力の北米市場や中国市場での販売不振から、今年9月までの半年間の決算で最終的な利益は去年より9割以上減りました。

日産自動車 内田誠 社長
「世界13万人以上の従業員と、その家族の生活を預かる身として責任を痛感します」

経営の立て直しのために、日産は全世界で9000人を削減し、生産能力も2割削減するなどとした合理化策を発表しています。具体的な地域名は明らかにしていませんが、関係者によりますと、工場の閉鎖は「日本も含めて全世界の工場を対象に検討している」ということです。

一方、昨年度の役員報酬は6億5700万円だった内田社長は経営責任を示すため、今月から報酬の50%を自主返上するとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。