長野県須坂市の「須坂ショッピングセンターパルム」の運営管理を行う須坂ショッピングセンター協同組合が、10月28日に長野地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。負債は約16億3506万円です。

民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、須坂ショッピングセンター協同組合は1968年8月に設立され、須坂市の事業者や商店主が中心となって、1971年に市中心部に建設された「須坂ショッピングセンター」の運営管理を行い、1994年3月期には年収入高約1億4700万円を計上していました。

しかし、景気の低迷や郊外型のスーパーマーケットの進出などで、核テナントであった衣料品店やスーパーマーケットが撤退。集客力を失い、ほかのテナントの撤退や閉鎖も相次いで組合員が減少していたため、2023年3月期の年収入高は約1500万円にとどまり、債務超過に陥っていました。

さらに、建物の老朽化によりスプリンクラーが作動しないなど防災設備の不備が消防法に違反していると是正を求められていましたが、設備改修費用が捻出できないことからショッピングセンターの運営が困難になり、今年9月20日に事業を停止していました。

負債は約16億3506万円です。

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