愛媛県新居浜市の弁当を製造し販売する業者が、コロナ禍などの影響を受け、自己破産の申請の準備に入ったことが1日までに分かりました。負債は約2億円と見られています。
自己破産申請の準備に入ったのは、新居浜市庄内町にある弁当販売製造業「池田食品工場」です。
帝国データバンク松山支店によりますと池田食品工業は1958年4月に創業。地元の企業や幼稚園などを対象に日替わり弁当の製造・販売を手がけ、2017年には1日あたり約3000食を製造し、2018年2月期には売上高が3億9548万円に達しました。
しかしこのあと、主な取引先の企業の拠点再編などで製造する量が大幅に減少。売上げが落ち込んだものの雇用を維持したため資金繰りが悪化したほか、さらに2019年3月には提供した夕食でノロウイルスによる食中毒が発生し、営業停止の処分を受けました。この年の12月には収益の改善を目指し値上げを実施しましたが、直後にコロナ禍が発生。得意先で出勤する人が減ったことに伴い製造量は1日あたり1600食程度に落ち込み、2023年2月期の売上げは1億8347万円まで減りました。この間に金融機関の協力や取引先の開拓などに努めたものの資金繰りは好転せず、10月31日に事業を停止しました。
負債は約2億円と見られています。
#愛媛県 #新居浜市 #企業 #弁当 #破産 #帝国データバンク #事業 #停止 #コロナ #池田食品工業
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。