東北電力女川原発2号機(宮城県)は10月29日夜、原子炉を起動し約13年8カ月ぶりに再稼働しました。

29日午後7時ごろ、宮城県の女川原発2号機では核分裂反応を抑える制御棒が引き抜かれ原子炉が起動しました。

制御棒は137本あり定められた順序に従って1本ずつ引き抜かれました。

その後午前0時12分に核分裂反応が安定的に継続する「臨界」に達したということです。

女川原発2号機の再稼働は約13年8カ月ぶりで、東日本大震災の被災地での原発再稼働はこれが初めてとなります。

また事故を起こした福島第一原発と同じ沸騰水型原子炉の再稼働も初めてです。

東北電力では発電の再開を11月上旬、営業運転の開始を12月ごろと見込んでいます。

この再稼働にあたり達増知事は「震災に伴う原発事故のようなことは二度とあってはならない。事業者においては安全確保を最優先に取り組むべきと考える」とコメントしています。

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