JR東日本は10月29日、地方路線の2023年度分の収支を公表しました。
岩手県内6つの路線の赤字額の合計は前の年から拡大し97億円あまりに上っています。

JR東日本は利用者が少ない36の路線について2023年度の収支を公表しました。

それによりますと岩手関連では大船渡線・釜石線・北上線・八戸線・花輪線・山田線の6路線がいずれも赤字で、合計の赤字額は前の年より3億円余り多い97億3300万円に上っています。

このうち赤字額が最大となったのは山田線上米内~宮古間の17億4900万円で、次いで大船渡線の一ノ関~気仙沼間が14億3400万円となっています。

また100円の収入を得るのにかかった費用を示す「営業係数」は、花輪線の荒屋新町~鹿角花輪間が1万916円で最も高くなっています。

JRでは地元自治体などと持続可能な交通体系について建設的な議論を進めるためとして、2019年度分から毎年年間の収支を公表しています。

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