2025年のカレンダーが店に並ぶ時期になった。スマホの普及によって市場は縮小傾向だが、その反面、個人の嗜好(しこう)を反映させる個性的なものが増えている。200点以上を扱うハンズ広島店で取材した。

3カ月見渡せる暦のみの型が人気

「毎年、このカレンダー」と決めている人もいると思うが、ペットや絵本など、自分の好きなものを飾りたいという人ほど、早く買いに来るとハンズ広島店の中村多磨美さんは話す。

3カ月カレンダーをもつ中村多磨美さん 中西敦子アナウンサー(右)
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こちらで一番人気のカレンダーは、3カ月が見渡せる暦のみのタイプ。長期のスケジュール管理が必要な人には便利だ。

「バンブーカレンダー3カ月」 1903円

1カ月が終わるごとに掛け替えて、今の月が一番上にくる。このカレンダーはエコで、台紙は翌年も使いまわし、暦だけ買い替えればいい。

また、毎日目にするものだからこそ、自分の好きなものを飾りたいという人には、趣味のカレンダーがおすすめ。

特徴があるものとしては、全国のご当地マンホールのカレンダーが人気だ。週めくりなので、毎週、各地の特産物や歴史を感じることができる。今回の2025年版で第8弾となり、初回から集めているコレクターもいるそうだ。

デザインは「鯉ともみじ」

ちなみに広島のデザインは、広島城周辺に設置されている、鯉ともみじが描かれたマンホール。

「推し活」のための貯金箱型

さらに、面白いものとしては、金運アップをうたう貯金箱型カレンダーもある。

「推し祀り貯金カレンダー」 1430円

貯金箱型には「推し活カレンダー」も。このカレンダーは日付の部分に金額が書いてあり、1年間で12万円を貯め、「推し活」に使うという趣向になっている。

貯金する額が書かれている

“推し”の写真を飾るスペースがあり、好きなアーティストやキャラクターの写真を入れることで、自分だけのカスタマイズが楽しめる一点だ。

“推し”の写真などをはるスペース

カレンダーはもはや日付を確認するだけのものではなく、個々のライフスタイルや好みに合わせた多様な選択肢が広がっている。好きな写真や絵を使って、自分だけのカレンダーをカスタマイズしてみるのも一興だ。

(テレビ新広島)

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