民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、長野市の宮沢管工業所が10月16日付で長野地裁から破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。
同社は1966(昭和41)年設立の給排水衛生工事業者です。長野県北信地域を主なエリアに設備工事会社や中堅ゼネコンからの下請受注を主体に、一部では一般顧客からの元受け工事受注も得ていました。
トイレ・風呂・給湯器の取り替えなどの給排水衛生工事を中心に、水道管取り替え工事や公営住宅退去後の設備改修工事などを手がけ、2002年3月期の年間売上高は約1億1000万円を計上していました。
しかし、大口の得意先を失った上、会計士とのトラブルをきっかけに2017年3月期を最後として決算処理を行わなくなり、過去受注のあった官公庁への入札も困難になっていました。
そのため売り上げは減少し、近年の年間売上高は3000万円を下回っていました。収益も低迷する中で資金繰りはひっ迫。先行きの見通しも立たなくなり2023年12月頃には事業を停止していたということです。
負債は約3000万円と見られています。
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