今再びクレーンゲームが流行していて、その規模が拡大しています。

“攻略動画”と“コロナ禍後の景品の多様化”が背景に?

良原安美キャスター:
クレーンゲームは、外国人からも大変人気があります。

日本アミューズメント産業協会によると、景品を獲得するクレームゲームなどの市場規模は、約3062億円で、アミューズメント施設の総売上の約65%を占めているそうです。

こうした人気もあり、クレーンゲームに特化した施設も登場しています。

横浜市のサープラ横浜あそびタウンでは、クレーンゲーム機が555台設置されていて、2022年には、設置数でギネス世界記録®に認定されています。

いま、クレーンゲームが人気の理由について、クレーンゲームの達人・五十嵐直也さんは「2014年頃から第3次ブームが続いている」といいます。

ブームの理由としては、2014年頃からYouTubeの普及により、攻略動画が登場しました。最近では、コロナ禍後に大型店舗が増え、景品の種類も多様化したことがあるそうです。

井上貴博キャスター:
ゲームセンターは減っているのに、クレーンゲームの場所はどんどん増えていますよね。

クレーンゲーム機は、小さいものであれば家庭用の冷蔵庫くらいの大きさじゃないですか。省スペースでできて、人手もかからないので、コンビニエンスストアが参入するのもわかります。

オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
大人になってクレーンゲームがある地域にあまり行かなくなっているのもある気がしますが、私は新宿や渋谷などで時間が空いたときに、みんなで行ったりします。

ちょっとした時間でできるし、少し盛り上がります。時間が空いたときにも、行きやすいと思っています。

ホラン千秋キャスター:
携帯でもクレーンゲームがあって、一時期、流行ったと思います。コロナが明けて、リアルで行けるようになったので、ここまで大きくなったのかなと思います。

「鑑定士が鑑定した本物の宝石」1プレイ100円

良原キャスター:
クレーンゲームの達人・五十嵐直也さんに、おすすめのクレーンゲームを教えていただきました。

エブリデイ 行田店の「宝石キャッチャー」では、1プレイ100円で宝石がとれます。

ルビー、アメジスト、アクアマリンなど全25種類がそろっていて、五十嵐さんは「鑑定士が鑑定した本物の宝石です」と話します。

細いワイヤーで上げるので、100円では相当上手じゃないと上げられなさそうですが、あわよくば100円で宝石がゲットできるクレーンゲームです。

季節で変わる 約1000円のフルーツも1プレイ100円

良原キャスター:
岡山県の美作農園には、「果物キャッチャー」というものがあります。

季節によってフルーツが変わり、6月下旬から8月中旬は「もも」、8月下旬から10月上旬は「ぶどう」、1月上旬から5月上旬は「いちご」です。1プレイ100円です。

美作農園の河合社長は「約1000円のものを景品にしています」ということです。

オンライン直売所「食べチョク」秋元里奈 代表:
ちょっとエンタメ性もあって、おそらく農家がやっているので結構入れ替えもしやすいのかと思います。

ホランキャスター:
昔みたいに、カニみたいなものだけでなく、いろんなものがあるので、それを駆使してよくとっているなと思います。

「それ、あなた~の、大量ゲットが見てみたい」 手拍子・歌で応援のクレーンゲーム

良原キャスター:
こんな面白いクレーンゲームも登場しています。

サープラ横浜あそびタウンには、「十手観音」があります。名前の通り、10個のアームがついています。1プレイ100円です。

さらに、プレイ中、上部のディスプレイでは、リズムに合わせて手拍子してくれています。「頑張れ」と応援してくれるんです。

そばに、赤い風船のようなキャラクターがいて、歌で応援してくれます。

ビッグクラッピー
「それ、あなた~の、大量ゲットが見てみたい。とって、とって、とって」

レパートリーは複数曲あり、すべて替え歌で、クレーンゲームを応援する内容になっているということです。

景品はうまい棒や軽めのお菓子が多くあって、一気にとりやすいものになっています。とれる人は1回で20個という人もいるということでした。

景品が欲しいというよりも、この空間を盛り上げるみたいなクレーンゲームですよね。

担当者は「子ども客などの反応がいい。プレイすると、人が集まってきます(笑)」と話しています。

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