9月にフォークリフトの運転技術を競う全国大会が愛知県で開かれ、大手運送会社の岡山支店に勤務する女性が優勝しました。女性では初の優勝で運転歴はわずか3年、その技術の高さに迫りました。
工場などで荷物の積み込みや移動を行う際に使用する特殊自動車、フォークリフト。運転しているのは日本通運岡山支店に勤務する佐藤修子さんです。
佐藤さんは9月、愛知県で行われたフォークリフトの運転技術を競う全国大会に出場し、男性も参加している一般の部で、女性で初の優勝を果たしました。大会では操作の正確性や安全性などが1000点満点の減点方式で審査されます。
佐藤さんの強みはケースなどの持ち上げの正確さ。工場内で製品の運搬や積み上げを行う日々の業務でその技術を磨きました。
(日本通運岡山支店 佐藤修子さん)
「きれいに(製品を)持って行けたときやまっすぐ一直線に荷物を置けたとき、自分の中で一日の目標を決めてそれがクリアできたときに今日も頑張ったと思えることが楽しい」
一般的に10年かかっても大会で優勝するのは難しいと言われていますが、佐藤さんのフォークリフト歴はわずか3年、2024年は最後の挑戦と決めて全国大会に臨みました。
(日本通運岡山支店 佐藤修子選手)
「(優勝できて)嬉しいのと同時にほっとしたというか今年選手として最後の年だったので出来るだけ上に行きたいと思っていたので良かった」
選手としては2024年で引退となる佐藤さん。今回の優勝をきっかけに多くの女性に運送業に興味を持ってもらいたいと話します。
(日本通運岡山支店 佐藤修子選手)
「運送業はまだまだ男性が多いイメージがあると思うが最近はドライバーも女性が多くなってきている。フォークリフトも女性が増えてもっと盛り上げていけたら」
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