排気ガスを出さない電動トラックは、地球温暖化を防ぐ脱炭素の取り組みの1つとして物流業界から注目されています。

その試乗会が23日、福岡県北九州市で開かれました。

報道機関向けの試乗会が開かれた電動の小型トラック「Eキャンター」シリーズは三菱ふそうが積載量や荷台の種類ごとに28タイプを展開する最新型です。

モーターを後輪のそばに配置したことでバッテリー用のスペースが広がり、2個搭載のタイプはフル充電で約240キロの走行が可能です。

◆記者リポート
「エンジンがかかった状態なんですが、もちろん音はしません。ディーゼル特有のハンドルへの振動もありません」

排気ガスを出さないだけでなく、騒音や振動もほとんどない電動トラック。

実際に運転してみるとディーゼル車より加速が力強く、快適性も高まっているのを実感します。

◆記者リポート
「加速のためにアクセルを踏んでるんですが、音が全くしないですね。音がしません、非常に静かで振動もなくて、これくらいの軽い乗り心地だったら長時間乗っても苦にならないんじゃないかなという気がしますね」

◆三菱ふそうトラック・バス 野村直史さん
「ラインナップとしてはダンプカーやごみ収集車、冷凍車と色々あるので、1台1台の積み重ねから二酸化炭素の排出量や騒音の公害を減らすことを目指したい」

災害時の非常電源としても使える最新の電動トラック。

24日は事業者を招いた展示試乗会が開かれる予定で、メーカーは九州エリアでの普及につなげたいとしています。

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