ユニクロが2年前に“撤退”した東京のとある場所に再び旗艦店をオープンします。その戦略とは?

あさってオープンする「ユニクロ新宿本店」。売り場は1階から3階までで、およそ1200坪。国内で4店舗目の「グローバル旗艦店」です。

記者
「売りとなるのは、こちらのコーナーです。これまで日本で買えなかったコートなどが並んでいます」

自宅では洗えないウールカシミヤ素材のものなど、欧米では人気の商品が日本で唯一、ここで買えるようになります。ユニクロが期待をかける「新宿本店」ですが、この場所、実は…。

2012年、初日に4000人が並んだのが、同じ土地にビックカメラと異色のタッグで出店していた「ビックロ」。衣料品と家電による「化学反応」を目指しましたが、コロナ禍もあり、10年足らずで撤退を迫られました。

いまや新宿だけですでに4店舗を構えるユニクロが1回は撤退した場所で、あえて“リベンジ”を図る理由は…。

ファーストリテイリング  遠藤真廣グループ執行役員
「海外のお客様も増えている。既存の4店舗だけでは期待に応えられない。インバウンドも回復した、もはや『新宿』は日本ではなく 世界の『新宿』。(ユニクロの中で)世界一の売り上げをあげる店舗を目指す」

ファーストリテイリングが勝負をかけるという「新宿」。3兆円を突破した売り上げをさらに加速させることができるのでしょうか。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。