今年度上半期の県内の企業倒産は15件で、3年ぶりに前年を下回りました。

東京商工リサーチ佐賀支店によりますと、今年4月から9月の上半期に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は15件で、3年ぶりに前年を下回り1971年の集計開始以降5番目に少ない件数となりました。
また、負債総額は14億6500万円でした。
件数、負債総額ともに前年を下回っていますが、2021年度の上半期を底として増加傾向が続いています。
また、業種別では建設業と卸売業が件数、負債総額ともに増加しています。

一方、9月の県内の企業倒産は4件で前年の同じ月と比べ2件増加しました。
東京商工リサーチ佐賀支店は「年末に向け企業の資金需要が活発になる時期を迎える」としつつも「業績回復が遅れた中小零細企業は過剰債務を解消できないまま、新たな資金調達も追いつかず、コストアップの高まりと共に息切れ倒産が増える懸念が強い」としています。

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