八十二銀行と長野銀行の10万人以上の顧客情報が漏洩していたことがわかりました。提携先の「アコム」から八十二銀行に出向していた社員が誤ってアコムにメールで送っていたということです。第三者への流出などはないとしています。

八十二銀行によりますと漏れていたのは長野銀行とカードローンの契約を結んでいた1828人と八十二銀行と預金取引のある個人10万4523人の氏名や電話番号などです。

八十二銀行にはカードローンなどの取り扱いで、大手消費者金融会社「アコム」の社員が出向しています。

2026年1月の合併に向けて八十二銀行と長野銀行はカードローンの統合を進めていて、3社は「機密保持契約」を結んでいました。

今回、出向社員が勘違いして「機密保持契約」では認められていない氏名や電話番号などの個人情報を出向元の「アコム」にメールで送っていたということです。

アコム社内での利用や社外への流出は無いことを確認し、情報は破棄したため被害拡大の恐れは無いとしています。

八十二銀行では8月にも約2800件の企業情報を契約先に誤ってメールする事案が起きていて、社内で調査した結果今回の情報漏洩が発覚したということです。

八十二銀行は「今回のケースを重く受けとめ管理体制の強化や再発防止策を行う」としています。

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