世界最高峰の自動車レース「F1」。トヨタ自動車はアメリカのレーシングチームと人材育成や車両開発の分野などで業務提携したと発表しました。

トヨタ自動車 豊田章男会長
「私はF1をやめた人。F1撤退で、日本の若者が一番速い車に乗る道筋を閉ざしてしまっていたことを心のどこかでずっと悔やんでいたのだと思います」

トヨタ自動車によりますと、アメリカのレーシングチーム「ハース」と▼ドライバーやエンジニアなどの人材育成や▼レースデータの解析や活用、▼空力などの車両開発の分野で業務提携するということです。

トヨタ自動車は2009年に当時社長に就任したばかりの豊田会長が撤退を表明。その後、F1には参画していませんでした。

トヨタ自動車 豊田章男会長
「トヨタの社長としてはF1撤退の決断は間違っていなかったと今でも思っております」

豊田会長はこのように発言し、今回の発表はあくまでも提携で、F1の復帰ではないとしています。

F1をめぐっては、2026年シーズンから電気エネルギーの比率を高めることや、二酸化炭素の排出が実質ゼロになる合成燃料の使用が義務化されることになっていて、ホンダは去年、復帰すると発表しています。

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